クラウドファンディングで投資するやり方が知りたい!
上記のように、クラウドファンディングを用いて投資をしたいとお考えではありませんか?
クラウドファンディングは、インターネット上で不特定多数の人々から資金を調達することのできる比較的新しい資金調達方法です。今回は、クラウドファンディングの投資方法について詳しく紹介していきます。
1:やり方!クラウドファンディングの投資方法
クラウドファンディングで投資する方法は、大きくわけて5つの種類から行うことが可能です。
- 寄付型クラウドファンディング
- 購入型クラウドファンディング
- 融資型クラウドファンディング
- 投資型クラウドファンディング
- ファンド型クラウドファンディング
上記5つの中でも、リターンの際に金銭が発生する※クラウドファンディングの投資方法について紹介していきます。
主なやり方は、以下5つの流れで行うことが可能です。
- クラウドファンディングに登録する
- プロジェクトを選ぶ
- プロジェクトに支援する
- 進捗情報を確認する
- リターンを得る
上記5つの流れに沿って、やり方について紹介していきましょう。投資をお考えであれば、ぜひ参考にしてみて下さい。
※ 投資型・ファンド型・融資型
1-1:クラウドファンディングに登録する
クラウドファンディングを用いて、投資を行うためにはクラウドファンディングのサイトへ登録が必要です。
お金を取り扱うサービスのため、当然ながら審査があります。本人確認書類を提出の上、審査が完了後、合否の連絡がくるのです。まずは会員登録を各クラウドファンディングサイトで済ませておきましょう。
1-2:プロジェクトを選ぶ
クラウドファンディングサイトへ登録完了後、公開されているプロジェクトを閲覧し投資先を選びます。
投資型クラウドファンディング・ファンド型クラウドファンディングは、投資前にプロジェクト内容等の詳細を閲覧することが可能です。
- プロジェクト内容
- 企業理念・目的
- リターンの内容
上記3つの点を確認し、ご自身が本当に投資したいと感じたプロジェクトを選んでいきましょう。
1-3:プロジェクトに支援する
投資したいプロジェクトが決定後、いよいよ支援していきます。
出資者の募集期間内にクラウドファンディング上で支援をしましょう。決済方法は、多くの投資型クラウドファンディングサイトの場合「銀行振込」のみになります。クレジットカード決済等は使用できませんので注意しましょう。
1-4:進捗情報を確認する
投資後、投資先企業はプロジェクトの進捗情報を随時公開していきます。
どのような活動を行なっているのか、プロジェクトの進み具合はどうなっているかなど、確認しておきましょう。
1-5:リターンを得る
プロジェクト実施完了後、リターンを得ることが可能です。
クラウドファンディングの種類ごとにリターンの種類も異なりますが、株式投資型の場合はIPOまたはM&AなどでEXITした際に初めてリターンを得ることができます。
2:2つの投資タイプと仕組み
クラウドファンディングで投資する!と一言で言っても、投資のタイプには主に2つの種類があります。
- 株式投資型クラウドファンディング
- ファンド型クラウドファンディング
上記2つの種類は、どちらも投資するタイプのクラウドファンディングです。しかし仕組み・リターンの方法などは大きく変わってくるため、投資をお考えの際は違いについて理解しておく必要があります。
上記2つの種類の仕組みについて、詳しく紹介していきましょう。
2-1:株式投資型クラウドファンディング
未上場企業の主な資金調達方法と言えば、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家、地方自治体からの助成金などになります。クラウドファンディングを利用すれば、インターネットを通して不特定多数の投資家から支援を受けることが可能です。
投資家は、詳細な出資先企業の情報を元に投資を行うことで、未上場企業の未公開株を取得することができます。
未上場企業がIPO(上場)またはM&Aをした際には、大きなリターンを得ることが可能です。
2-2:ファンド型クラウドファンディング
投資先企業に直接投資を行う訳ではなく、ファンドに対して投資を行います。ただし、投資先企業情報を閲覧することが可能です。ファンドの売上に基づく分配金で利回りが計算される特徴があります。一方で売上目標が未達成であった場合は、元本割れになるリスクもあるのです。
ファンド型の特徴としては、金銭的リターンだけではなくモノ・サービスを受け取れることもあります。
関連記事:ベンチャーキャピタル(VC)ファンドとは?仕組みと資金調達の選び方
3:投資する5つのメリットと1つのデメリット
クラウドファンディングで投資を行いたいが、メリットやデメリットはあるのだろうか?
投資を行う側ももちろん、利益を得たいですよね。
投資は成功すれば大きなリターンを得ることも可能ですが、一方で起こりうるリスクを把握しておかなければなりません。
クラウドファンディングで投資を行う際にも、5つのメリットと1つのデメリットがあるのです。
- 【メリット】
- 将来のリターンに期待できる
- 社会問題への貢献ができる
- 企業の成長を見守れる
- 株主優待を受けられる
- エンジェル税制がある
- 【デメリット】
- ハイリスクであること
上記5つのメリットと1つのデメリットについて詳しく紹介していきます。
3-1:5つのメリット
5つのメリットについて紹介していきましょう。
メリット1:将来のリターンに期待できる
1つ目のメリットは、将来のリターンに期待できるという点です。
1口あたり10万円など、少額から投資することができるにも関わらず、投資先がIPOやM&Aなどをした際には大きなリターンを期待することができます。未上場企業の株をいち早く取得することができ、なおかつEXITした場合にはハイリターンを得ることが可能です。
メリット2:社会問題への貢献ができる
2つ目のメリットは、社会問題への貢献ができるという点になります。
クラウドファンディングで支援を求む企業の中には、社会問題に取り組む企業も多いです。クラウドファンディングでの投資は、投資先への距離も近いため、間接的に社会問題への業務支援を行うことができます。
普段のお仕事をしながら、投資することで社会問題へ貢献する良い機会として活用することが可能です。
メリット3:企業の成長を見守れる
3つ目のメリットは、企業の成長を見守れるという点です。
投資先企業の進捗情報は、活動報告等を用いて頻繁に確認することができます。
未上場だった企業が、徐々に活動の場を広げ飛躍していく…。成長の全てを投資者として間近で見守ることができるのです。
メリット4:株主優待を受けられる
4つ目のメリットは、株主優待を受けられるという点になります。
投資先企業によっては、株主優待を受けることも可能です。持ち株数に応じて、割引券や運営施設の無料券などの優待となるでしょう。株式投資型のクラウドファンディングは、株以外にも株主優待を受けられるので、大きなメリットの1つとも言えます。
メリット5:エンジェル税制がある
5つ目のメリットは、エンジェル税制があるという点です。
エンジェル税制とは、投資を行なった個人に対し投資金額に応じて所得税の優遇を受けることのできる制度になります。
税金対策でお悩みという場合でも、うまく活用することができるでしょう。
3-2:1つのデメリット
クラウドファンディングで投資をする1つのデメリットを紹介します。
デメリットとしては「ハイリスク」であるという点が挙げられるでしょう。投資先が業績悪化により元本割れを起こしたり、倒産したりすればリターンを受けることはできません。
また、今の時代はあえてIPOしないという企業も増えてきているのです。IPO後の売却益を得ようと考えていたのに、利益が生まれない…というリスクも把握しておく必要があります。
投資をしても必ずリターンを受けることができる可能性は高いとは言えないでしょう。
そのためハイリスクな投資方法であり、その分成功時にはリターンが大きくなります。
まとめ
クラウドファンディングに投資をするやり方について紹介してきました。
起業家はクラウドファンディングを通して資金調達することで、インターネット上の不特定多数の人々から資金を集めることが可能です。投資家は、少額から気軽に支援を行うことができます。ぜひ参考にしてみてください。