資金調達に裏ワザなんてあるのかな。
違法行為は絶対したくない。
上記のように、安全かつ有益な資金調達を可能にする裏ワザをお探しですか?
「裏ワザ」と聞くと、なんとなく違法感があり聞こえは怪しいですが、きちんとした正攻法で資金調達が可能です。
そこで今回は、資金調達の3つの裏ワザを紹介していきます。
- 資金調達の成功率を上げる裏ワザ
- 融資の資金調達コストを抑える裏ワザ
- 売掛金で融資を受ける裏ワザ
後半では、資金調達における2つのリスクについて紹介していきましょう。
1:調達の成功率を上げる裏ワザ
資金調達の成功率を上げるには、「税理士」に依頼する方法があります。
資金調達を得意とする税理士に依頼をすれば、成功率を格段に上げることが可能です。
税理士に資金調達を依頼するメリットは3つあります。
- 手間を省くことができる
- スムーズな資金調達ができる
- 最適な資金調達法を紹介してもらえる
さっそく上記3つのメリットを解説していきましょう。
関連記事:資金調達は税理士を使うと成功するって本当?3つのメリットと費用相場
1-1:手間を省くことができる
1つ目のメリットは、「手間を省くことができる」です。
各資金調達法には、条件や必要書類があり自分で申請するものが多数あります。
税理士のサポート内容として、事業計画書や決算書等の必要書類の作成と添削があり、一連の手間や作業を省くことが可能です。
事業スピードを落としたくない場合は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。
1-2:スムーズな資金調達ができる
2つ目のメリットは、「スムーズな資金調達ができる」ことです。
資金調達の中には、審査が必要なものもあります。
税理士のサポート内容として、経営に関するアドバイスや交渉への同行があり、不安要素を見つけ的確なアドバイスを受けることが可能です。
不安要素の改善等に時間を使いたくない場合は、ぜひ活用してみてください。
1-3:最適な資金調達法を紹介してもらえる
3つ目のメリットは、「最適な資金調達法を紹介してもらえる」ことです。
数ある資金調達法の中から、自分に合った方法を探すのはとても大変な作業と言えるでしょう。
国からもらえる助成金や補助金は、毎回募集要項/内容が変わります。
資金調達を得意とする税理士に依頼をすれば、最新の資金調達法を教えてもらうこともできるのでおすすめと言えるでしょう。
2:融資の資金調達コストを抑える裏ワザ
融資を受ける際、資金調達コストを抑えられないかな。
上記のように、金融機関からの融資を受ける際に資金調達コストを下げたいとお考えですか?
民間金融機関や公的機関で資金調達コストを抑える裏ワザは、4つあります。
- 信用保証協会の保証付融資
- 不動産を担保にする方法
- 損益計算書で説得する
- 返済計画で説得する
上記4つの裏ワザについて、解説していきましょう。
関連記事:資金調達コストが安い方法ランキングTOP5!低く抑える4つの秘訣
2-1:信用保証協会の保証付融資
1つ目は、「信用保証協会の保証付融資」です。
信用保証協会の保証付融資とは、中小企業やベンシャー企業を対象に、審査のハードルが高い銀行から融資を受けやすくするための制度となります。
保証人の代わりに信用保証協会の保証が付き、金利を通常より下げてもらうことが可能です。
融資を必要としている中小・ベンチャー企業はぜひ活用しましょう。
2-2:不動産を担保にする方法
2つ目は、「不動産を担保にする方法」です。
銀行等金融機関からの融資では、不動産などの資産を担保にした借入は金利が低くなる可能性があります。
上記に加えて審査のハードルも下がるため、中小・ベンチャー企業におすすめの裏ワザです。
担保にできる固定資産があれば、金利が下がる可能性があり継続的な資金調達ができます。
2-3:損益計算書で説得する
3つ目は、「損益計算書で説得する」方法です。
損益計算書を活用すると、営業利益から利息と返済額を支払った後に残る資産が明確にできます。
今後経営状態が改善されないと判断された場合、金利を下げてもらえる可能性があるのです。
これから融資を検討している場合は、損益計算書を用いて返済後の資産を確認しておきましょう。
2-4:返済計画で説得する
4つ目は、「返済計画で説得する」方法です。
損益計算書を用いても、説得できず融資が決まらない場合もあります。
「この金利だと倒産の可能性がある」「返済ができない」と、自分の収益を参照し明確に返済計画を提示することで、金利を下げてもらえる可能性があるのです。
この方法はあくまで可能性があるだけで確実性があるわけではありません。
この方法は、最終手段として活用しましょう。
3:売掛金で融資を受ける裏ワザ
売掛金を担保に融資は受けられるの?
売掛債権とは別に、売掛債権を担保に融資を受けることができます。
売掛債権を担保にした融資とは、売掛債権担保融資(ABL)のことです。
売掛債権担保融資(ABL)には、3つのメリットがあります。
- 低金利で融資を受けられる
- 大型資金調達ができる
- 売掛先にバレない
さっそく上記3つのメリットを紹介していきましょう。
関連記事:売掛金で融資が受けれる!低金利ABLの特徴と利用時の5つの注意点
3-1:低金利で融資を受けられる
1つ目は、「低金利で融資を受けられる」ことです。
売掛債権担保融資は、低金利で融資を受けることができます。
資金調達コストを抑えたい場合にも、売掛債権担保融資はおすすめと言えるでしょう。
3-2:大型資金調達ができる
2つ目は、「大型資金調達ができる」ことです。
売掛債権担保融資は、手持ちの売掛債権の金額に比例して大型融資ができます。
大手企業や国の行政機関が売掛先の場合、信用力が高いため大型融資がさらに受けやすくなるのです。
3-3:売掛先にバレない
3つ目は、「売掛先にバレない」ことです。
売掛債権担保融資は、売掛先(取引先)に知られずに利用することができます。
必要条件として債権譲渡登記がありますが、基本的に売掛先への通知は必要とされていないのです。
取引先に資金繰りが悪化していることを知られたくない場合に、有効的な資金調達法と言えるでしょう。
4:資金調達の2つのリスク
上記のように、資金調達におけるリスクが知りたいとお考えですか?
そこで、この章では資金調達にかかる2つのリスクを紹介していきます。
- 自己資金を膨らませる方法
- 資金調達詐欺
資金調達に焦ってしまい、詐欺等の被害に遭いたくありませんよね。
上記2つのリスクを未然に防ぐためにも、覚えておきましょう。
4-1:自己資金を膨らませる方法
自己資金を膨らませる方法って何?
創業融資などの融資による資金調達では、自己資金の残高によって借入額が変動する融資があります。
ここで気をつけたい事は、借入額を増やそうとして自己資金を膨らませる方法です。
自己資金を膨らませる方法として、家族や友人に一時的にお金を貸してもらうやり方がありますが、非常にリスクが高いと言えます。
簡潔に言うと、この手の裏ワザは審査担当者によってすぐに発覚してしまうのです。
本来貸してもらえたはずの融資金額ももらえず、金融機関からの信用がなくなり2度と融資してもらえなくなる可能性も十分にあり得ます。
返済義務のない助成金や補助金も活用できるので、資金調達に焦る気持ちを一回抑え、事前によく調べておきましょう。
4-2:資金調達詐欺
資金調達詐欺なんてあるの?
現在でも、経営者を狙った資金調達詐欺の被害が多発しています。
現在資金調達をしていて、「詐欺っぽいな」「この業者はなんか怪しい」と感じたら、直ちに利用することをやめましょう。
資金調達において詐欺を防ぐために、8つの見極めるポイントがあります。
- 個人間融資を避ける
- 甘い誘惑には注意する
- 現金のやり取りを要求してくる
- 賃金業登録の確認をする
- 企業概要が明確に記載されているか確認する
- 契約書を確認する
- 口コミ・評判を確認する
- 融資前に金銭を要求する
安心して資金調達するためにも、上記8つのポイントをチェックしておくことが非常に大切です。
もし詐欺に遭ってしまったら、下記3つの行動を取りましょう。
- 警察に被害届を提出する
- 総合相談センター(#9110)へ連絡する
- 消費者ホットライン(188)へ連絡する
もしも詐欺に遭ってしまった場合は、一人で解決しようとせず相談窓口に連絡してみてください。
まとめ
資金調達の3つの裏ワザと資金調達における2つのリスクについて紹介してきました。
しかし、安全かつ有益な資金調達が可能になる裏ワザがある反面、資金調達における詐欺等の危険なリスクも存在するのです。
きちんとリスクを理解した上で、資金調達をすることが何よりも大切となります。