助成金の申請代行って誰に任せればいいの?
上記の様に、助成金を申請する代行業者をお探しではありませんか。
助成金は条件が揃えば無料で貰えて、返済義務もない資金調達方法です。
とても便利で嬉しい制度ですが、助成金の申請自体はとても難しくなっています。
とても一人では出来ない作業で、時間と労力を非常に費やすことになるのです。
そんな助成金を申請するにあたり、プロに申請を代行してもらう事が可能です。
今回は、助成金の申請代行について詳しく解説していきましょう。
1:助成金の申請代行は誰に頼む?たった1つの方法
助成金を申請したいけれど、申請方法が難しくて分からない・・・
人手も時間も足りないから、誰かに頼りたい・・・
上記の様にお考えなのではありませんか?
助成金の申請はプロに代行してもらうことが可能です。
ただし申請代行をお願いする方法は、たった一つになります。
- 社会保険労務士の資格保有者(社労士)
助成金の申請代行は、国家資格である社会保険労務士の資格保有者のみが行うことが可能です。
それ以外の者が申請代行を行った場合には、法律で罰せられます。
なぜ社労士しか申請代行を行えないのか、詳しく紹介しましょう。
1-1:社労士しか代行できない理由
助成金の申請代行は「社労士」のみが行えます。
なぜ社労士だけなのか理由をお伝えしていきましょう。
助成金の申請代行は、社労士法の業務として法律で定められています。
社労士以外の者が代行業務を行うことは、法律で禁止されているのです。
そのため、社労士だけが助成金の書類作成や申請代行業務を行うことが出来ます。
参考:社会保険労務士法-厚生労働省
仮に、社労士の資格を持っていない者(中小企業診断士など)で近い資格を持っていたとしても違法代行業者である可能性があります。
申請代行業務をしていたと発覚すれば、申請の取り消しや処罰の対象となるのです。
2:申請代行にかかる費用相場
助成金の申請代行を社労士に頼んだ場合、どのくらい費用がかかるの?
社労士に申請代行を頼む際に、一番気になる部分ですよね。
社労士に申請代行を依頼した場合にかかる費用相場は、平均で実際に受け取れる助成金額の20%~50%ほどになります。
また社労士によって2つのパターンがあり、他にも費用がかかる可能性があるのです。
2つのパターンごとに、かかる費用について紹介していきます。
- 着手金がかかるパターン
- 着手金がかからないパターン
上記2つのパターンについて、詳しく紹介していきましょう。
2-1:着手金がかかるパターン
社労士の中には、着手金といって初期費用がかかる可能性があります。
着手金は平均で2万円~10万円ほどです。
助成金の申請が通れば、成功報酬として助成額の10%~15%ほどがかかります。
助成金は申請をしても、審査が通らない場合があるのです。
その場合、着手金のかかる社労士にお願いしているとマイナスになってしまいます。
着手金がかかる場合には、信頼できる社労士かどうか十分に見極める必要があるのです。
2-2:着手金がかからないパターン
社労士によっては、着手金がかからずに完全成功報酬型で代行業務を行ってくれる者もいます。
その場合は、実際受け取った助成額の20%前後を支払えばOKです。
ただし、成功報酬以外にも各種申請書類の作成費用などがかかる場合があります。
事前に費用について話し合っておくことが重要です。
3:社労士を選ぶ4つのポイント
社労士に助成金の申請代行を依頼したいけど、どうゆう基準で選べば良いのかな?
申請代行したいけれど、どの社労士にお願いすれば良いかお困りではありませんか?
インターネットで「社労士 事務所」と検索すると、数えきれないほど沢山の社労士事務所が表示されます。
社労士を選ぶ基準は適当ではなく、きちんと自分に合った社労士を見つけるべきです。
社労士の選択を誤れば、助成金の申請が通らない可能性だって十分にあります。
今回は、社労士を選ぶ際に気を付けてほしい4つのポイントを紹介しましょう。
- (1)得意分野であるか?
- (2)経験は豊富か?
- (3)費用説明はしっかりしてくれるか?
- (4)信頼できる人間か?
これから社労士を選ぼうとしているのであれば、ぜひ参考にしてみて下さい。
3-1:得意分野であるか?
社労士を選ぶ上で、助成金について得意分野であるかの確認は絶対に必要です。
社労士の業務内容は助成金だけではありません。
社労士の中には、労使関係のトラブルや経営コンサルタントを得意としている者もいるので、助成金を得意としている社労士を選ぶ必要があるのです。助成金の申請代行を得意としていない社労士であれば、情報量も少なく申請時に手間がかかってしまう可能性もあります。
もっと悪くなれば、通るはずの申請自体も審査に落ちてしまうことがあるのです。
社労士を選ぶ際には、必ず助成金を得意分野としている社労士を選ぶようにしましょう。
3-2:経験は豊富か?
助成金の申請代行をお願いする上で、経験件数も重要な要素の1つです。
いくら社労士が助成金を得意としていても、経験件数が少なければ安心して任せることは出来ません。
ホームページから確認、もしくは問合せ等をして経験件数を確認する様にしましょう。
3-3:費用説明はしっかりしてくれるか?
助成金の申請代行をお願いする際に、かかる費用は重要な部分です。
少しでも疑問に思った請求があれば、必ず質問し解決する必要があります。
そこできちんと費用について説明をしてくれれば、安心して利用することが可能です。
また、助成金の申請代行費用や社労士事務所が自由に設定することが出来ます。
社労士事務所ごとに、設定されている価格が異なる事も十分に考えられるのです。
契約前に費用について、きちんと話し合う必要があります。
3-4:信頼できる人間か?
社労士を決める上で、信頼して任せられる人間かどうかも重要です。
助成金の申請は、準備段階を含めると最低でも6か月~1年ほどかかります。
その間、様々な書類の準備などで社労士とは深く関わる必要があるのです。
そこで気の合わない信用できない社労士を選んでしまっては、相談も出来なくなってしまうでしょう。
気軽に相談できる気の合う社労士を選ぶ必要があります。
まとめ
助成金の申請代行について詳しく解説してきました。
助成金の申請代行が出来るのは、社会保険労務士の資格保有者だけです。
資格を持っていない者が代行業務を行うことは、法律で禁止されています。
社労士に申請代行をお願いすることで、自分たちで申請するよりも助成金を受け取れる可能性も高まりスムーズに受給することが可能です。
助成金の申請にお悩みであれば、社労士に一度相談してみるのも良いでしょう。
ぜひ参考にしてみて下さい。