ベンチャーキャピタルの用語に知りたい!
ベンチャーキャピタルを学ぼうとすると、難しい用語が沢山出てきますよね。
今回はベンチャーキャピタルを学んでいく上で、よく出てくる用語について詳しく紹介していきましょう。
\資金調達プロで無料相談してみる/
資金調達プロの公式サイトを見る
1:【ベンチャーキャピタル】よく出てくる8つの用語
ベンチャーキャピタルの用語は難しくて、よくわからない・・・。
上記の様な場合には、ぜひこの機会に用語を覚えていきましょう。
今回はベンチャーキャピタルでよく登場する8つの用語を紹介します。
- ① EXIT
- ② IPO
- ③ M&A
- ④ ファンド
- ⑤ キャピタル・ゲイン
- ⑥ インカム・ゲイ
- ⑦ ハンズオン
- ⑧ ハンズオフ
さっそく紹介していきましょう。
1-1:EXIT
EXIT(イグジット)とは、投資を受けたベンチャー企業が株式上場や株式譲渡などにより、ベンチャーキャピタル側が株式を売却し利益を手にすることを言います。
1-2:IPO
IPO(Initial Public Offering)とは、ベンチャーキャピタルのEXIT方法の1つです。
未公開株を株式上場により市場に流通させるEXIT方法で、上場時に株価が高騰したタイミングで株式を売却して投資資金の回収を図るEXIT戦略になります。日本のベンチャーキャピタルで主流とされているのが、このIPOによるEXIT戦略です。
1-3:M&A
M&A(Mergers and Acquisitions)とは、アメリカのベンチャーキャピタルなどで多く使用されるEXIT方法の1つです。
会社や事業を売却する方法で、株式譲渡や事業譲渡等の手法が用いられます。
ベンチャーキャピタル側はIPOほど利益を得ることは出来ませんが、多額の現金を取得することが可能です。
1-4:ファンド
ファンドとは、ベンチャーキャピタルが組成し運営・管理を行う集団投資スキームのことを指します。
ベンチャーキャピタルはファンドを組成し、複数の個人投資家や機関投資家から資金を募ります。
集まったお金を元手にベンチャー企業へ投資を行い、収益を出資者に分配するのです。
1-5:キャピタル・ゲイン
キャピタル・ゲインとは、株を売却した時に発生する利益の事を言います。
投資したベンチャー企業が上場した際に、株式を売却することにより得られる売買差益です。
1-6:インカム・ゲイ
インカム・ゲイとは、キャピタル・ゲインの反対語です。
資産運用や投資に対する成果の1つで、資産(株)を手放さない事によって得ることが出来る利益(利息や配当)のことを言います。
株主への還元として配当が安定的・継続的に得られる収入のことです。
1-7:ハンズオン
ハンズオンとは、ベンチャーキャピタルの投資方法になります。
ハンズオンは投資先のベンチャー企業の経営に深く関わることを表す言葉です。
投資後、ベンチャーキャピタルからキャピタリストを経営陣に送り込んでマネジメントを行ったり経営に関するノウハウを伝授します。
このようにベンチャー企業の経営に深く関わることを、ハンズオンというのです。
1-8:ハンズオフ
ハンズオフは、ハンズオンの反対でベンチャー企業に投資後は口出しをしない投資方法になります。
ベンチャー企業の経営に関しては口出しをせず、ベンチャー企業側の経営方針に全て任せるのです。
経営方法に口出しをされたくない経営者に向いている方法ですが、デメリットとして上場のスピードや変革が遅くなるという点が挙げられます。
2:ベンチャーキャピタルとは?目的と投資方法
ベンチャーキャピタル(Venture caital 通称:VC)という用語についても詳しく紹介していきましょう。
ベンチャーキャピタルとは、未上場のベンチャー企業に対してハイリスクハイリターンな投資を行う投資会社(投資ファンド)のことです。
将来性のある未上場のベンチャー企業に対して投資を行い、事業拡大のサポートを行っていきます。
多くのベンチャーキャピタルは、ベンチャー企業の内部に入り経営コンサルタントを行い企業価値の向上を図っていくのです。
ベンチャーキャピタルは、未公開の株式を取得し数年後、株式が上場した際に売却し値上がり値で利益を得ることを目的としています。
しかし、投資した全ての企業が上場等のEXITが達成できるわけでは無いのです。
その場合には投資した金額の回収ができず利益を得ることが出来ないパターンも多くあります。
そのため投資する企業の選定には、かなり専門的な知識や判断力が求められるでしょう。
3:ベンチャー企業がVCを受け入れる最大のメリット
ベンチャー企業が、ベンチャーキャピタルから投資を受ける最大のメリットについてお伝えします。
ベンチャーキャピタルから投資を受けるメリットは沢山ありますが、最大のメリットは「実績が無くても、資金調達が出来る」という点です。
創業したてのベンチャー企業は、実績がないため銀行などから融資を受ける事が難しくなっています。
そのため上手く資金調達が出来ず、将来性はあるのに成長スピードが伸びないという企業は多く存在するのです。
そんな時、ベンチャーキャピタルであれば実績がなくても事業内容や将来性を中心に投資するか判断されます。
融資と異なるため、返済義務もなくベンチャー企業にとっては画期的な資金調達方法なのです。
しかし投資に見合うEXITを求められることは確実なので、仕組みをよく理解した上で利用する様にしましょう。
詳しいベンチャーキャピタルのメリット・デメリットについては下記の記事をご覧下さい。
関連記事:ベンチャーキャピタル4つのメリット!VCと出会える3つの方法
関連記事:ベンチャーキャピタル(VC)に潜む3つのリスク&確認すべき3つの事項
まとめ
ベンチャーキャピタルの用語について詳しく紹介してきました。
ベンチャーキャピタルを学んだり投資を受ける上で、頻繁に登場する用語は覚えておくようにしましょう。
ぜひ参考にしてみてください。