「助成金」というワードをよく耳にするけれど、助成金を申請するメリットってあるのかな?
上記のようにお思いではありませんか。
助成金は国からもらえる返済不要のお金です。
労働環境の安定や、経営環境の改善に使用する事ができ、申請し条件さえ揃えば誰でも受け取る事が出来ます。
そんな助成金の最大のメリットは「返済不要」という点です。
その他にも助成金にはメリット・デメリットが存在します。
今回は助成金のメリット・デメリットについて詳しく紹介していきましょう。
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1:助成金3つのメリット
助成金を申請するメリットって、具体的にどんなもの?
助成金を受け取るメリットは、全部で3つあります。
- ①返済が不要
- ②労働環境の整備
- ③企業の信頼度向上
条件さえ満たせば、誰でももらえるお金です。
メリットを把握し、申請してみてはいかがでしょうか。
上記3つの助成金のメリットについて、詳しく紹介していきます。
1-1:返済が不要
助成金最大のメリットは「返済が不要」という点です。
助成金は国に支払った雇用保険料・税金の一部から支払われます。
受け取った助成金は一切返済する必要がなく、受け取った企業はお金を自由に利用することが可能です。
資金調達は様々なところで行う事が出来ますが、利子がついたり返済したりする必要がありますよね。
しかし助成金の場合は一切その必要がありません。
資金調達を考えている場合には、助成金でカバーできないか一度検討してみて下さい。
1-2:労働環境の整備
助成金を申請するためには、労働環境を整備する必要があります。
助成金を申請する際には、助成金の要項に沿った労働環境の状況を申告する必要があるのです。
その為、今まであやふやだった社内環境・労働環境が改善されます。
助成金申請のため、労働環境を整備する事によって、より健全な社内環境を維持する事が可能です。
労働者にとっても、経営者にとって嬉しいメリットになるでしょう。
1-3:企業の信頼度向上
助成金を受給する事によって、企業の信頼度が向上し公的融資が受けやすくなります。
助成金を受給したという事は、国の審査を通過したという証になるのです。
優良企業であるという事が認められた事になるので、ビジネス面においても大きなメリットにつながります
2:助成金5つのデメリット
助成金のメリットについて紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。
助成金を受給した事により、企業ダメージを受ける事はあまりありませんが手間の部分で考えるとデメリットは多く存在するのです。
助成金5つのデメリットについて紹介します。
- ①手続きが面倒
- ②期限は絶対厳守
- ③新制度廃止はNG
- ④時間がかかる
- ⑤コストがかかる可能性がある
上記5つのデメリットについて詳しく紹介していきましょう。
2-1:手続きが面倒
助成金のデメリットといえば「手続きが面倒」という点です。
助成金の申請は内容が細かく規定されており、複雑な事務作業が発生します。
かなり面倒な作業なので、手間を増やす点でいうとデメリットにつながるでしょう。
2-2:期限は絶対厳守
助成金の申請期限は、1日たりとも過ぎてはいけません。
申請期限を1日でも遅れて申請すると、助成金は受給する事が出来ないのです。
必ず不備の無い状態で、申請期限内に必要書類を提出する事が絶対条件になります。
2-3:新制度廃止はNG
新制度導入により助成金を受給した場合、その新制度を簡単に廃止する事は出来ません。
助成金を受給できる新制度は、労働者にとってメリットである内容である必要があるのです。
その新制度を廃止するという事は、労働者にとってデメリットでしかありませんよね。
その為、新制度を簡単に廃止することが出来ないのです。
2-4:時間がかかる
助成金の種類によっては申請から受給まで時間がかかるケースがあります。
不正受給防止のため、審査が厳しくなっており簡単に受給できない場合がほとんどです。
今すぐに助成金を受け取り、資本金にしたい場合には助成金は役に立たない場合があります。
2-5:コストがかかる可能性がある
基本的に助成金はコストのかからない資金調達方法です。
しかし助成金の種類によってはコストが発生する事があります。
就業規則・労使協定を提出したり、労働環境を整備したりする事でコストがかかる可能性もあるという事を覚えておきましょう。
3:助成金とは?事業主なら知っておきたい2つの事
助成金を申請する前に、もっと助成金の事を知りたいな…。
上記のようにお考えではありませんか?
助成金を申請する上で、最低限知っておきたい2つの事について紹介しておきましょう。
- 助成金について
- 助成金は雑収入扱いになる
基本的な事から、知っておきたい情報まで上記2つの事を詳しく紹介していきます。
ぜひ参考にしてみて下さい。
3-1:助成金について
助成金について詳しくまとめておきましょう。
助成金は補助金と違って、申請し条件さえ整えば誰でも受け取ることが可能です。
受け取ったお金は、返済義務がありません。
就労環境・経営環境の改善・個人事業化の支援を目的としたお金です。
助成金は、国に支払った雇用保険・税金の一部から支払われているので保険料を支払っている企業であればだれでも受け取る権利があります。
3-2:助成金は雑収入扱いになる
助成金は、売上ではなく「雑収入」の扱いになります。
「雑所得とは、所得税における課税所得の区分の一つであって、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得および一時所得のいずれにも該当しない所得をいう。」
引用元:wikipedia
雑収入扱いとなる助成金は、貰った額面分をそのまま自由に使用する事が可能です。
まとめ
助成金のメリットについて詳しく紹介してきました。
助成金、最大のメリットは「返済義務が無い」という点です。
利子もつかず、返済する必要もない資金調達方法という事を覚えておきましょう。