ファクタリングを利用するデメリットが知りたい。
ファクタリングは、売掛債権を持っていれば誰でも利用できる便利な資金調達方法です。
利用できるハードルが低い分、ファクタリングにはもちろんデメリットがあります。
今回はファクタリングのデメリットについて詳しく解説していきましょう。
利用前にデメリットを把握し、なるべくデメリットの少ない業者を利用することをオススメします。
ぜひ参考にしてみてください。
1:ファクタリング6つのデメリット
ファクタリングを利用するデメリットは何かな?
ファクタリングには、デメリットが6つあります。
- ① 手数料が高い
- ② 3社間取引は通知が必要
- ③ 債権譲渡登記が必要になる可能性
- ④ 手数料以外の諸費用がかかる
- ⑤ 面談が必要なケースが多い
- ⑥ 悪徳業者が存在する
上記6つのデメリットについて詳しく解説していきましょう。
事前にデメリットを把握しておけば、回避できる可能性も大いにあります。
1-1:手数料が高い
1つ目のデメリットは「手数料」です。
手数料はファクタリング最大のデメリットと言っても過言ではありません。
ファクタリングを利用すると、ファクタリング会社の報酬として手数料が発生するのです。
その手数料は銀行融資等と比べると、かなり高い設定となっています。
2社間であれば平均10%~20% 、3社間であれば平均1~5% が手数料の相場です。
(2019年9月11日 自社調べ)
上記のパーセンテージだけ見れば、そうでもないと感じるかもしれませんが年利で考えてみて下さい。
例えば、掛け目10%で1ヶ月早期入金したとすると年利は120%となります。
調達額や調達スピ―ドを考慮して、本当に利用すべきなのか・どの業者を利用すべきなのかを判断する必要があるのです。
継続的に利用してしまうと、かえって資金繰りを悪化させてしまう可能性があるのです。十分に考えて利用する様にしましょう。
手数料について詳しく知りたい場合には、下記の記事を参考にしてください。
関連記事:独断と偏見!?ファクタリング会社が手数料を決める3つの違いと4つの要素
1-2:3社間取引は通知が必要
2つ目のデメリットは「3社間取引は通知が必要」という点です。
ファクタリングは誰にも知られずに資金調達できるというメリットがあります。
しかし3社間取引の場合は、ファクタリング会社と利用者・売掛先の3社間で取引するため売掛先(取引先)に売掛債権を譲渡する旨を伝える必要 があるのです。ファクタリングを利用することが売掛先に知られると、今後の営業活動に悪い影響を与える可能性があります。
「資金繰りが厳しいのかな?」「倒産するのかな?」
上記の様な悪い印象を与えてしまう可能性があるので、3社間を利用する際には十分に注意する必要があるでしょう。
しかし手数料は平均1%~5%と、2社間取引よりも安く利用することが出来ます。
何を優先にして取引するのか、よく考えて利用する様にしましょう。
1-3:債権譲渡登記が必要になる可能性
3つ目のデメリットは「債権譲渡登記」が必要になる可能性があるという事です。
債権譲渡登記が必要になる場合は、2社間取引を利用した場合になります。
2社間取引は誰にも知られず資金調達できるという点がメリットでしょう。
しかし、ファクタリング会社の中には二重譲渡を防止するため、債権譲渡登記が必要になる場合があるのです。
債権譲渡登記をすれば、譲渡したという事実を誰でも調べれば知ることが出来ます。
売掛先(取引先)が登記情報を調査すれば、完全に秘密では利用できなくなってしまうのです。
また債権譲渡登記は、手数料とは別に登録する費用が発生します。
完全に秘密で利用したい!とお考えの場合には、債権譲渡登記が必要ない(留保)してくれるファクタリング会社を利用する様にしましょう。
1-4:手数料以外の諸費用がかかる
4つ目のデメリットは「手数料以外の諸費用」がかかるという点です。
ファクタリングを利用する上で、ファクタリング会社の報酬として取られる手数料以外にも「諸費用」が発生します。
主に発生する諸費用は6つです。
- 事務・審査手数料:0円~10,000円/社
- 印紙代:200円~(契約金額により異なる)
記載されている受取金額 | 金額 |
5万円未満 | 非課税 |
5万円以上100万円以下 | 200円 |
100万円超え200万円以下 | 400円 |
200万円超え300万円以下 | 600円 |
300万円超え500万円以下 | 1,000円 |
500万円超え1千万円以下 | 2,000円 |
1千万円超え2千万円以下 | 4,000円 |
2千万円超え3千万円以下 | 6,000円 |
3千万円超え5千万円以下 | 10,000円 |
5千万円超え1億円以下 | 20,000円 |
1億円超え2億円以下 | 40,000円 |
2億円超え3億円以下 | 60,000円 |
3億円超え5億円以下 | 100,000円 |
5億円超え10億円以下 | 150,000円 |
- 債権譲渡登記費用:15,000円
- 債権譲渡登記抹消費用:1,000円
- 公正証書作成費用:5,000円~43,000円(契約金額により異なる)
- 確定日付の付与:700円
諸費用は主に上記7つの費用がかかる可能性があります。
諸費用に関してはファクタリング業者により異なりますので、利用前に手数料以外にかかる費用について確認しておく必要があるでしょう。
1-5:面談が必要なケースが多い
5つ目のデメリットは「面談」が必要なケースが多いという点です。
ファクタリング会社の多くは、取引前に面談が必要になります。
なぜなら、信頼できる経営者かモラル等を確認する必要があるからです。
売掛金を回収できるのか、別の支払いに使いこんでしまったりしないかを確認する必要があります。
しかし面談が必要となる場合、遠方に住んでいると近くのファクタリング会社しか利用できなかったり時間がかかってしまうのです。
時間が無い!今すぐに現金を調達したいという場合には、面談不要のファクタリング会社を利用する様にしましょう。
関連記事:ファクタリングは来店不要で取引可能!注意点とネット完結の業者5選
1-6:悪徳業者が存在する
6つ目のデメリットは「悪徳業者が存在する」という点です。
今現在、ファクタリングを規制する法律はありません。
そのため参入しやすく、資金さえあれば誰でもファクタリング業を営むことが出来るのです。
貸金業法の取り締まりが強化されている分、悪徳業者がファクタリングへと転向していることが考えられます。
そのため残念ながらファクタリング会社の中には、悪徳業者が存在するということを覚えておきましょう。
悪徳業者を利用してしまうと、前もって言われていた金額よりも大幅に少ない金額しか得られなくなる可能性があります。
ファクタリング会社を選ぶ際には、会社情報や口コミ・評判・電話対応等をチェックして悪徳業者を利用しない様にしましょう。
関連記事:ファクタリングは違法ではない!3つの理由と見極める4つのポイント
2:利用前にチェックしておくべき4つの注意点
ファクタリングを利用する前に注意することは無いか?
ファクタリングのデメリットについて解説してきましたが、デメリット以外にもチェックしておくべき注意点があります。
紹介する4つの注意点に気を付けることで、より有利にファクタリングを利用することが可能です。
4つの注意点について紹介しましょう。
- ① ファクタリングは最終手段で利用すべき
- ② 償還請求権(リコース)に注意
- ③ 3社間の利用がオススメ
- ④ 業者選びは慎重に行うべき
上記4つの注意点について詳しく紹介していきます。
ファクタリングを利用する前に、今一度チェックしておきましょう。
2-1:ファクタリングは最終手段で利用すべき
ファクタリングは、資金調達を行う上で最終手段で利用する様に心がけましょう。
どうしても他の手段が無い!という場合にのみ利用することをオススメします。
デメリットでも紹介しましたが、ファクタリングは着金スピードが早い分、手数料が融資や銀行ローンと比べて高いです。
その為、短期間で複数回に及んで利用すると資金繰りをかえって悪くする可能性があります。
そこまで緊急事態じゃない・メリットをそこまで感じないという場合には、一度利用を思いとどまるようにしましょう。
2-2:償還請求権(リコース)に注意
ファクタリング会社の中には「償還請求権(しょうかんせいきゅうけん)リコース」がある場合があります。
ファクタリングにおける償還請求権(リコース)とは、売掛債権の売却後に売掛先(取引先)が倒産などで「返金できない状況」に陥った場合に、ファクタリングの利用者が支払いの責任をもつという事です。
日本のファクタリング会社の多くは「償還請求権なし」としている会社が多いですが、中には「償還請求権あり」を採用している場合もあります。ファクタリング会社を利用する前には、償還請求権なしの会社を利用する様にしましょう。
2-3:3社間の利用がオススメ
ファクタリングを利用する上で、できれば3社間の利用がオススメです。
そもそも2社間取引とは、3社間取引が出来ない場合に利用する取引方法になります。
最大のデメリットでもある「手数料」を少しでも抑えるためにも、3社間を利用できれば利用する様にしましょう。
2-4:業者選びは慎重に行うべき
ファクタリング会社選びは、手を抜かずに慎重に行うようにしましょう。
デメリットでもお伝えしましたが、ファクタリングを取り締まる規制はなく参入しやすいサービスです。
そのため、悪徳業者が存在し悪質な取引を強いられる可能性があります。
契約後に手数料を上乗せされたり、不透明な支払いを請求されることが考えられるのです。
利用する前には優良業者を調べ、確実に怪しい事が無いか確認を怠らない様にしましょう。
3:手数料が安いと評判!おすすめ優良業者3選
どこのファクタリング会社を利用したら良いか分からない・・・。
ファクタリング会社が沢山あって、どこが良いか決められないとお困りでは無いでしょうか。
今回はファクタリング最大のデメリットでもある「手数料」に着目し手数料が安いファクタリング会社を3つ紹介します。
- ①請求書先払いBIZ
- ②アクセルファクター
- ③事業資金エージェント
上記3つの中でも、おすすめは請求書先払いBIZです。
手数料も安く、素早い取引方法が魅力のファクタリング会社となっています。
さっそく3つのファクタリング会社について詳しく紹介していきましょう。
3-1:請求書先払いBIZ
- 請求書先払いBIZ
- 東京都新宿区高田馬場1丁目30-14コルティーレ高田馬場1F
- 0120-077-739
請求書先払いBIZは、一般社団法人日本中小企業再生支援協会とアクセルファクターの共同サービスです。
一般社団法人とアクセルファクターが組むことで、低コストで利用しやすいファクタリングサービスを実現しています。
また、大口案件に強いため、高額利用したい場合でも最短翌日に資金調達可能です。
まずは無料見積もりを試してみてください。
3-2:アクセルファクター
- 株式会社アクセルファクター
- 東京都新宿区高田馬場1丁目30-14コルティーレ高田馬場1F
- 0120-542-467
アクセルファクターは、ファクタリング会社の中でもスピードが速く信用度の高い評判のファクタリング会社です。手数料は2%~20%までと上限が明記されているので、安心して利用することができます。
また、利用者の5割以上が即日入金されている実績もあり安心して利用できるでしょう。
3-3:事業資金エージェント
- アネックス株式会社
- 東京都港区新橋4-9-1 新橋プラザビル5F
- 03-6432-4469
事業資金エージェントは、業界内でも手数料が安いと評判のファクタリング会社です。
業界最安水準の1.5%~利用することができ、500万円までの申込なら来店・面談の必要がありません。最短3時間で資金調達することができ、緊急時にも十分活用できる優良店なのです。また、最大3億円までの大口案件にも特化しているので、企業の大型資金調達としても利用することができるでしょう。
まずは気軽に相談・問合せをしてみることをおすすめします。
まとめ
ファクタリングのデメリットについて紹介してきました。
ファクタリングは、資金調達スピードが早く売掛債権があれば誰でも利用することが可能です。
しかし、ファクタリングにもデメリットがあります。
ファクタリングを利用する前に、デメリットや注意点をよく確認する様にしましょう。
ぜひ参考にしてみてください。