日本政策金融公庫「借入申込書」の書き方について知りたい!
日本政策金融公庫でお金を借りる際には、必ず「借入申込書」が必要となります。
借入申込書なんて書いたことがない・・・書き方が分からない・・・
今回は、上記の様な場合のために、日本政策金融公庫の借入申込書の書き方について紹介していきましょう。
初めて借入申込書を書く!という場合には、ぜひ参考にしてみてください。
借入申込書は、日本政策金融公庫のホームページよりダウンロードすることが可能です。
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Contents
1:日本政策金融公庫「借入申込書」の書き方

上記の様な緊急事態のために、借入申込書の書き方について詳しく紹介していきます。
書き方さえ分かれば、スムーズに記入を進めることが可能です。
主に注意して書くべきポイントは5つあります。
- お申込人名
- お申込金額
- お借入希望日
- ご希望の返済期間
- 資金の使い道
上記5つのポイントについて、詳しく紹介していきましょう。
1-1:お申込人名
借入申込書の上部にある「お申込人名」を記入します。
法人名・商号は、ゴム印でも大丈夫です。
ただし、申込人名は必ず自署(本人が手書きで記入)で記入してください。
ゴム印や代理人が記入することは出来ませんので注意しましょう。
また、印鑑の押印は「印鑑証明書」と同じものを使用します。
個人事業主の場合にも、個人の印鑑証明書と同じものを使用しましょう。
1-2:お申込金額

お申込金額は、創業計画書や事業計画書に記載した金額と同じ額で記入しましょう。
借入金額は、審査の状況によって希望額よりも減少する可能性が考えられます。
ただし、記入した金額よりも増加することはありませんので、必要となる借入金額をよく考えた上で記入しましょう。
1-3:お借入希望日

借入希望日は、面接日程の約2週間~3週間後に指定しておくと良いでしょう。
ただし、あくまでも希望日なので前後する可能性はあります。
希望する好きな日付を書いても大丈夫です。
1-4:ご希望の返済期間

返済期間は、借入した場合に毎月いくら返済できるか考えた上で記入します。
また元金措置の記載については、6ヶ月程度が平均的な期間です。

1-5:資金の使い道

運転資金・設備資金で記載する箇所がありますが、未定の場合や不明な点がある場合には未記入でも問題ないです。
後から担当者が訂正する可能性もあるので、明確でない場合には空欄で提出しましょう。
2:あっ間違えた!記載内容を修正する方法
あ!間違えちゃった!どうしよう・・・
上記のように、借入申込書を訂正したいという場面が出てしまったときの対処法を紹介します。

正しい記載は、分かるように上部もしくは横に記載すればOKです。
訂正印は、申込人の箇所で押印する印鑑証明書と同じ印鑑を使用します。
間違えてしまっても訂正印で訂正することができるので、心配せず記入を終えましょう。
3:借入申込書を提出する2つの方法

わたしも借入申込書作成後「え、どこに提出するの?」と悩みました。
借入申込書は他の必要書類と一緒に、担当支店へ郵送もしくは来店し提出します。
どこが担当支店になるのか分からないという場合には、事業資金相談ダイヤルへ電話をしてみましょう。
- 事業資金相談ダイヤル 0120-154-505
- 受付時間:平日9:00~17:00
郵送か来店はどちらの方が良いの?このように悩まれることもありますよね。
日本政策金融公庫に直接問い合わせたところ、どちらでも審査可否には全く影響しないそうです。しかし時間短縮や手間を省きたいのであれば、郵送がオススメです。それぞれのメリット・デメリットについて紹介していきましょう。
3-1:郵送のメリットとデメリット
借入申込書を郵送するメリットとデメリットを紹介します。
- メリット1:来店の手間が減る
- メリット2:スピーディーに手続きが終わる
- デメリット1:不備があれば返却もしくは来店しなければならない
1番のメリットとしては、支店に出向く手間が減るという点です。
忙しい経営者が、わざわざ借入申込書を出しに行くのは面倒と感じるでしょう。郵送を使えば、時間を短縮し手間も省くことが可能です。
ただしデメリットとして、不備があれば再度提出したり来店する必要が出てきます。
初めての申込で不安・・・という場合には、来店するのがオススメです。
3-2:来店のメリットとデメリット
借入申込書を支店に来店し提出するメリットとデメリットを紹介します。
- メリット1:書類チェックをしてくれる
- メリット2:支店の雰囲気を感じられる
- デメリット1:来店の手間がかかる
来店するメリットとしては、窓口で直接チェックしてくれるので書類不備を防ぐことができます。また実際に担当してくれる支店に来店することで、支店の雰囲気を感じることができるでしょう。
デメリットとしては、来店する手間が増えるという点です。
わざわざ担当支店へ出向くという手間が増えてしまうので、忙しい経営者にとっては大きなデメリットと言えるでしょう。
4:金利を安くする3つの方法

日本政策金融公庫の金利は、他の民間金融機関と比べれば圧倒的に低金利です。
しかし、どうせお金を借りるなら少しでも良い条件で借入をしたいと感じますよね。
日本政策金融公庫では金利を通常よりも低く借りることができる「特別利率」が適用できる可能性があるのです。条件を満たすことで、金利を下げることができます。金利を下げる主な方法は3つです。
- ① 担保・保証人を付ける
- ② 認定支援機関を利用する
- ③ 新規性をアピールする
誰もが活用できるのは①の担保・保証人を付けるという方法になります。
さっそく上記3つの金利を安くする方法について、紹介していきましょう。
4-1:担保・保証人を付ける
1つ目の方法は「担保・保証人を付ける」方法です。
日本政策金融公庫では、担保や保証人が原則不要で利用できる制度があります。
しかし担保や保証人を付けた方が、金利を安く利用することが可能です。
担保や保証人を付けるということは、もしも返済不能になった時に責任を取る義務が発生しますよね。そのため「確実に返済する」という意志を表すことが可能です。担保・保証人の設定で、返済意志を表すことで金利を下げることができます。
詳しい金利については、下記の記事をご覧ください。
関連記事:日本政策金融公庫の金利一覧!すぐ使える金利を下げる3つの方法
4-2:認定支援機関を利用する
2つ目の方法は「認定支援機関を利用する」方法です。
認定支援機関とは、経営相談等ができる国が認定した公的支援機関になります。
認定支援機関を経由し「中小企業経営力強化資金」という融資制度に申し込むと、無担保かつ無保証人で利用することが可能です。
さらには金利が下がり、借入できる金額もアップすることが考えられます。
専門知識や実務経験のレベルが一定以上ある者だけが、認定支援機関に認定されるです。安心して利用することができ、さらには審査通過率も各段にアップさせることができます。
4-3:新規性をアピールする
3つ目の方法は「新規性をアピールする」方法です。
日本政策金融公庫では、新しく創業する人・新しい事業を始める人向けに低金利の融資制度が用意されています。
新規性をアピールすることで、特別利率で融資を受けられる可能性があるのです。
まとめ
日本政策金融公庫の借入申込書について紹介してきました。
借入申込書は、日本政策金融公庫のホームページ上ですぐに入手することが可能です。
不備が無いよう細心の注意をはらい、借入申込書の記入を終わらせましょう。
ぜひ参考にしてみてください。